【木工】はじめての木彫りどうぶつ手習い帖

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はじめての木彫りどうぶつ手習い帖とは?

彫刻家・はしもとみおさん著の木彫りの指南書です。指南書と書きましたが、堅苦しいものではなく、木彫りとの向き合い方や楽しみ方について紹介してくださってます。とても読みやすく構成されており、大人から子供までストレスなく読める一冊だと思います。

彫刻家・はしもとみおさんについて

動物の木彫りをメインに行われている有名な彫刻家の方です。愛犬は黒柴の”月(ツキ)”くん。アトリエには月くんをモデルとした作品をメインとした木彫り作品がたくさん並べられています。TwitterやInstragramもされており、作品も見ることができます。

はしもとみおさんのことを知りたい方は、各SNSはもちろんホームページもありますので、是非見に行ってみてください。

木彫 彫刻家 はしもとみお ホームページ
動物の木彫り彫刻家はしもとみおのウェブサイトです。

私がこの本を選んだ理由

もともと木彫りに興味があり、木彫りをしてみたいなーと思っていたもののなかなか手を出せずにいたのですが、最近何か新しい趣味が欲しいと思ったので、彫刻刀と木材を購入しました。「小学校のときに版画もやっていたし、そこまで難しくないだろう」と高を括っていたのですが、なかなかに難しい。版画と違って立体物を作るのってこんなに難しいのだと思い知らされました。(ナメてすみまっせんしたぁ!!(土下座))

そこで、彫り方についてネットで調べてみたりしたのですが、調べると仏像の彫り方等が多く、自分が彫りたいものと方向性が違う情報が多く困ったため、本を調べてみたところこの本に行き当たりました。私が彫りたいと思っていたのはまさに動物の木彫りだったことや「はしもとみお」さんの作品について見たことがあったこともあり、手に取ったというのが私がこの本を選んだ理由です。

読んだ感想

読んだ感想
  • 木彫りに対する向き合い方に感心した
  • 木彫りの入門書としてよさそう
  • 本自体がとても読みやすい

木彫りに対する向き合い方に感心した

この本を読んで一番ためになったのは、「制作風景」の部分かもしれません。はしもとみおさんの木彫りに対する向き合い方について知り、考えさせられる部分がありました。はしもとみおさんは、モデルのことを本書で”その子”と表現されており、”その子”についてよく観察し、認識し、魂を込めて作られているといった印象を受けました。逆に言えば、私のように「ちょっとやってみよう」くらいの感覚で始めてしまっていいのだろうか。怒られるのではないだろうか。という気持ちになってしまう部分は少しあるかもしれません。

木彫りの入門書としてよさそう

木彫りに必要な道具や道具の使い方、立体を彫る際の手順等、親切に解説されています。そもそも彫刻刀の種類でどういう使い分けをするかすらちゃんと理解していなかったので、いい勉強になりました。また、下書きの書き方も「どういう風に印をつけると彫りやすいのか」等、とても参考になりました。とりあえず、本書を参考にもう一度挑戦してみようと思います。

本自体がとても読みやすい

まず、本そのものについてですが、カバーがサラサラしていて肌触りがいいです。また、紙の質もよくて、とてもめくりやすいです。パラパラめくるときに1ページ1ページちゃんとめくれるので、見たいページを開きやすいです。

本の構成としてもはじめにはしもとみおさんの作品の写真が数点ほど掲載されており、創作意欲が掻き立てられます。(ほんとうの動物みたい…)そして、それらの作品の制作風景について紹介されているので、すっと入りやすいです。そして本題となる木彫りの仕方についての解説があります。

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